お久しぶりです。きみのぶです。お元気でしたか? お正月以来になってしまいましたね。
みなさん、ChatGPT使ってますか? 僕はめちゃくちゃ使ってます。 Obsidianにも色々プラグインが登場していて、わくわくしています。
ただ、既存のChatGPT関連プラグインって意外とChatしてないんですよね。本文を読ませてそれからAIが何か答えてくれるとか。他にはノート自体がChatGPTとの対話ノートになっちゃうのとかもありました。これは僕の求める使い方とはちょっと違うなぁと思って。
あくまで僕はAIに考えて欲しいことを相談して、その答えを自分なりにまたノートにまとめたい。AIはめちゃくちゃ凄いのですが、僕のノートには僕が書いた事とAIが書いた事を分けて保存しておきたいのです。それに、どうせ何か調べたりまとめたりしながらAIに聞くので、その「AIに聞いた場所」に記録されて欲しいなと。
残念ながらこういうプラグインは無かったので、作りました。
題して、Ring a secretary です。 名前をつけてから、誰も電話かけることRingって言わないなとか、Secretaryって女性な印象なんだぁ(完全におじさんをイメージしてた)とか色々とやらかしに気づきましたが、もうCommunity pluginにPRも送っちゃったし、いよいよ怒られたら直そうかなって思ってます。
Ring a secreatyの使い方
下準備
まず、OpenAIに登録して、API Keyを作成します。 「Create new secret key」を押すと勝手に生成されるので緑色のアイコンでコピー。 (実は割とアーリーアダプターで、今回プラグインを作る時にはもう無料枠が無かったのでヒヤヒヤしました)
これをRing a secretaryのToken
にペーストします。
Model
はgpt-3.5-turbo-0301
がデフォルトになっています。Waitlistに登録して、無事承認されればgpt-4
も使えるようになります。めっちゃ賢いぞ。
あと、使いすぎたときに強制的に止める機能があります。僕はこれをちょっと低めの金額にしてあります。
Ring a secretaryでのChat
Ring a secretaryはcodeblockをチャットとして表示して、さらにチャットした内容をcodeblockとして保存します。 aichat
という種類のCodeblockがそれになります。手動でも作れますが、ChatGPTはmarkdownを出力するので、
````aichat
とバッククォート4つで囲む事をおすすめします。
このあたりを全部やってくれるのが、コマンドパレットから起動出来る`New dialogue`です。
`New dialogue`すると、こんな感じで対話エリアが出ます。
![0028-04.png](../assets/0028-04.png)
USERの横にある部分に質問を書いて(ここはplaintextです)、ヒショ=サンの絵文字をクリックまたは`Shift+enter`[^1]すると、「少々、お待ちください」の後に、ざっと回答が出力されます。
![0028-5.png](../assets/0028-5.png)
(BigとLargeの違いを聞いたあと、じゃあBig MacのBigはImpressiveという意味なのか?と聞いて、<strong>違うよ</strong>って教えて貰っている図)
### 使う上でのヒント
* 振る舞って欲しい姿は`System`に入れておくと便利です。さっきのスクショでは「英国英語話者として質問に答えて欲しい」とお願いしてます。
* ChatGPTはコンテキストを持たず、今までのやりとりを全部渡すことで会話を実現しています。<strong>つまり、長くやりとりするとたくさんお金がかかります</stronng>。とくに必要がない場合は、適宜チャットを打ち切って改めて始めた方が良いです。<del>なるほどBingの箒ボタン</del>。
* 「Show consumed tokens」を有効にすると、消費したトークン数が表示されます。最初はONにして、大変な額を課金されないように気をつけた方が良いかもしれません。まぁ、課金されるだけの価値はあると思いますが。
安易な気持ちで作った割に、思ったより便利に使えるものになりました。
僕も愛用する予定なので、是非みなさんも使ってみてくださいね。
ではでは。
[^1]: 本当は `Ctrl+Enter` をバインドしたかったけどできなかった。